あずき、今まで本当にありがとう。

2025,4、13 あずき安楽死。
4、7深夜に牛舎内でお産してくれたあずき、その日は元気にコッコ(北海道弁で子供)を舐めていてくれたあずきだったが、翌日に低カルシウム血症になり起立不能になってしまった。産んだその時に急患で獣医さんに診てもらいカルシウムを点滴してもらっていたが、吸収がよくなくすぐに抜けてしまい、全身に力が回らない。三日後に一度自分で立ってくれたが翌日にまた立てなくなってしまっていた。
7日のお産から毎日獣医さんに点滴をしてもらっていた。
あずき自身は立てなくても食欲はあり牧草は食べていた。立てないのでバケツに水を入れ何度も顔の前に運ぶ。
乳牛(ホルスタイン種)は5才になると体重が600~700㎏になるので自分で立てなくなると人がロープを使い寝返りをさせないと下になっている足が麻痺してしまう事があります。その為1日に2~3回寝返り作業をさせます。
今日はきっと立ってくれる、と毎日願いを込めてあずきと接してきていた。
血液検査の結果、カルシウム値が通常の半分、体の炎症値も高く、回復の見込みが低いと獣医さんから伝えられる。
救いたい、立ってほしい。あずきが放牧地で歩く姿を見たい。が、ずっと横になっているあずきが牛舎内にいると他の牛達に第二、第三の事故にも繋がりかねない。経営面でも治療費も負担が多くなる。経営者として決断しないといけない。
願いは届かず。
安楽死。
あずき、本当に本当にうちの牧場に来てくれてありがとう。また生まれ変わってもうちを選んでくれるだろうか。
あずき今までありがとう。

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